現代文化学サブプログラム
<現代>という時代は、私たちにどのような<知>を求めているのでしょうか?
私たちの生きる現代の世界においては、文化・芸術・政治・経済などのあらゆる事象が、既成のフロンティアを越え出てめまぐるしく流動しています。そのダイナミックな動きのなかで、私たちはどのようにみずからのありようを見定め、同時に、他と共に生きるための道を切り開くことができるでしょうか。
「現代文化学サブプログラム」は、このような時代からの問いかけを真撃に受け止め、既成の学問枠にとらわれない自由な発想をもって問題を掘り起こし、さまざまな事象を分析・検討し、あらたな<現代知>の創成をめざすための深い専門知識の習得と汎用力の深化を目的としています。
この目的のため本サブプログラムは、従来の縦割り型の学問体系とは異なった、領域横断的な研究を通じて、時代のなかで私たちに問われている文化の問題を、個々の自由な視点から直視し考察を深め、その成果を、研究者としてまた社会の実践的分野における高度な知識を備えた職業人として世界に発信できるような人材を育成することをめざしています。
この目的を達成するために本サブプログラムの教育体制は、次の点を特徴としています。
- 学生の研究は、みずからの自由な発想を核とする。
- 学生の研究を複数の教員で支える複数指導制をとる。
- 学生の領域横断的研究を支えるため、他のサブプログラムが開設している授業の履修も支援する。
- 学会での口頭発表や専門誌への論文投稿など、国内外での研究成果の公表を積極的に支援する。
- 留学を推奨し、国内外の研究者との交流を支援する。
- 修了時には、専門知識だけではなく、コミュニケーション能力や国際性、汎用能力などの習得状況もあわせて評価する制度を設け、教育の質保証の実質化を担保する。
「現代文化学サブプログラム」は、<現代>の切っ先に露呈する文化的諸問題について、皆さん自身の視点から研究し、深い知見を自分のものとして、専門領域における研究者、あるいは、社会の実践的分野における高度な知識を備えた職業人として、活躍することをめざす人のために用意されています。
カリキュラム