専門分野
- フランス現代思想、思想史
- 社会理論、権力理論
研究・授業内容
現代思想、社会理論(フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、アルチュセール派、デリダ、バトラー、ネグリ=ハートなど)を研究しており、現代の文化的・社会的問題を批判的に考察するために、哲学、社会理論、精神分析理論、ジェンダー理論などを領域横断的に扱っています。授業では、近現代の思想、社会理論に関わる重要文献の講読を通じて、現代文化、現代社会の問題を扱うための基本的な理論を学びます。
著書
Pouvoir et résistance : Foucault, Deleuze, Derrida, Althusser (L’Harmattan, 2007)
『権力と抵抗——フーコー・ドゥルーズ・デリダ・アルチュセール』(人文書院、2008)
『新自由主義と権力——フーコーから現在性の哲学へ』(人文書院、2009)
『脱原発の哲学』(田口卓臣との共著、人文書院、2016)
『三つの革命——ドゥルーズ=ガタリの政治哲学』(廣瀬純との共著、講談社選書メチエ、2017)
Power and Resistance: Foucault, Deleuze, Derrida, Althusser (上記フランス語、日本語版の増補改訂版、Verso, 2022)
分担著
『ドゥルーズ=ガタリの現在』(鈴木泉・小泉義之・檜垣立哉共編、平凡社、2008)
『現代思想と政治——資本主義・精神分析・哲学』(市田良彦・王寺賢太共編、平凡社、2016)
Penser avec Fukushima (Christian Doumet et Michaël Ferrier, dir., Editions Nouvelles Cécile Defaut, 2016)
『『脱原発の哲学』を読む』(田口卓臣・小出裕章他との共著、読書人、2017)
『『脱原発の哲学』は語る』(田口卓臣・前田朗他との共著、読書人、2018)
『福島原発集団訴訟の判決を巡って——民衆の視点から』(小出裕章・崎山比早子他との共著、読書人、2019)
『〈68年5月〉と私たち——「現代思想と政治」の系譜学』(王寺賢太・立木康介共編、読書人、2019)
Liberté de la recherche : Conflits, pratiques, horizon (Mélanie Duclos et Anders Fjeld, ed., Éditions Kimé, 2019)
『いばらき原発県民投票——議会審議を検証する』(佐藤嘉幸・徳田太郎共編、読書人、2021)
『フーコー研究』(小泉義之・立木康介共編、岩波書店、2021)
『ミシェル・フーコー『コレージュ・ド・フランス講義』を読む』(佐藤嘉幸・立木康介共編、水声社、2021)
『25年後の東浩紀——『存在論的、郵便的』から『訂正可能性の哲学』へ』(宮崎裕助編、読書人、2024)
翻訳
『ミシェル・フーコー思考集成 IX』(ミシェル・フーコー、蓮實重彦・渡邊守章監修、共訳、筑摩書房、2001)
『自分自身を説明すること——倫理的暴力の批判』(ジュディス・バトラー、清水知子との共訳、月曜社、2008、改訳決定版2024)
『権力の心的な生——主体化=服従化に関する諸理論』(ジュディス・バトラー、清水知子との共訳、月曜社、2012、改訳新版2024)
『ユートピア的身体/ヘテロトピア』(ミシェル・フーコー、水声社、2013)
『獣と主権者 II』(ジャック・デリダ、西山雄二・亀井大輔・荒金直人との共訳、白水社、2016)
『アセンブリ——行為遂行性・複数性・政治』(ジュディス・バトラー、清水知子との共訳、青土社、2018)
『物質=問題(マター)となる身体——セックスの言説的境界について』(ジュディス・バトラー、佐藤嘉幸監訳、竹村和子・越智博美らとの共訳、以文社、2021)
『非暴力の力』(ジュディス・バトラー、清水知子との共訳、青土社、2022)
『アセンブリ——新たな民主主義の編成』(アントニオ・ネグリ/マイケル・ハート、水嶋一憲・箱田徹・飯村祥之との共訳、岩波書店、2022)
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sato.yoshiyuki.ff(@)u.tsukuba.ac.jp